ページ内もくじ
▲トップへエリアーデ幻想小説全集〈第2巻〉1959‐1971 レビュー
生涯にわたって「聖なるものの展開」を探究し、20世紀文学に偉大な足跡を残したミルチャ・エリアーデ。
その全幻想小説を編年体で網羅した世界初のオリジナル全集。第2巻は1959~71までの11編を収める。
目次
- 石占い師
- 十四年昔の写真
- ジプシー娘の宿
- 営舎の中で
- 壕
- 橋
- イワン
- アディオ!…
- ディオニスの宮にて
- ムントゥリャサ通りで
- 将軍の眼
- Eliade, Mircea (エリアーデ, ミルチャ)
- ルーマニアの世界的な宗教学・宗教史学者。1907年首都ブクレシュティ(ブカレスト)に陸軍将校を父として生まれる。ブクレシュティ大学でナエ・ヨネスクを師に哲学を学ぶ。1927、28年イタリアに留学。29‐31年インドに留学しこの研究生活を通じて宗教学・宗教史学者としての方向が決定づけられる。帰国後33年から母校で哲学を講義、38‐42年パリで宗教学研究誌『ザルモクシス』を刊行。40年ロンドンのルーマニア文化アタッシュに任命される。それ以後国外を活動の場として、46年ソルボンヌ大学宗教学講師、57年からはシカゴ大学神学部宗教史学科主任教授をつとめた。1986年死去