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▲トップへビエルタン要塞教会
ビエルタン村は、メディアシュ市から15kmのところにあります。
要塞の保存状態はとても良好。要塞の近くには、最近さまざまな建築物が建てられましたが、要塞教会と周りの自然、そして周辺の建物との関係は、調和がとれているように見えるから不思議です。
要塞の一部は丘の上にあり、4つの天守閣が設けられています。
また他の一部は、その丘の下の方にあり、入口に多数のアーチが付いていることが特徴です。
建築様式はゴシック式。この要塞の記録は1412年に記されていますが、実は、同じ場所にもっと古い建築物があったことが判明しています。
要塞の建築様式も、木造家具や石の彫刻などの装飾も、同じゴシック式のスタイルに統一されているのが見事です。
一番貴重な作品は、「大きなシャンデリア」と「ゴシック式の聖壇タペストリー」です。
また、教会の門にある複雑な「鎖の鍵」も、中世の腕利きの職人たちの見事な製品で、とても大切に保存されています。
当時の中近東から運ばれた7つの絨毯、各ギルドの旗、礼拝用の器具、そして、東・西・南向きのドアも貴重な遺産になっています。
またビエルタン要塞教会は、トランシルヴァニア地方のルーテル教徒の本部だったこともよく知られています。