こんにちは!(Buna ziua!)
今回は、ルーマニアの行事についてご紹介したいと思います。
それはイースターです!🐣🌷
※イースターの写真
日本でもイースターという言葉は浸透していますが、イースターはイエス・キリストの復活祭であるため、何か特別なことをしたりお祝いしたりする家庭は日本では少ないのではないでしょうか?
しかし、ルーマニアでは多くの国民がルーマニア正教を信仰しているため、イースターというのはとても大切な行事であり、各家庭で盛大に祝われるのです。
それでは具体的にイースターにはどのようなことをするのか、いくつかのトピックに分けて紹介していきたいと思います!
(1)イースターの時期について
まず、イースターがいつ行われるのかということについてですが、ルーマニア正教のイースターの場合、春分の日が過ぎた後に現れる最初の満月の次の日曜日に行われるそうです。
(2)イースター前の大切な準備
次に、イースターを迎えるための準備として、ルーマニアの人々は断食を行うそうです。断食と聞くと厳しいイメージを持ってしまいますが、断食と言ってもルーマニアの場合はイースターの七週間前から肉類と乳製品が禁止されるというものであって、一日で何回も食べることは許されているため、つまり一時的にベジタリアンになるという感覚です。
(3)びっくりする風習その1
イースターヴィジル(Easter Vigil: イースターの前夜の日没後に行われる礼拝)のために、教会の近くや丘で火が灯されることがあります。ブコビナなどの地域の田舎で目撃できるこの伝統は、暗闇(悪)を追い払い、冬を追放し、春を歓迎するのに役立つはずです。
(4)びっくりする風習その2
男の子が彼らのコミュニティの中の未婚の女の子を訪問し、幸運のために、または早く結婚できるようにと水や香水をかけるということです。
(5)イースターエッグ
※赤く染められたイースターエッグの写真
ルーマニアの人々はイースターの際、自分たちで卵を赤く染めて食べる風習があるそうです。
なぜ赤く染めるかというと、次のような伝説があるからです。
聖母マリアが磔刑されている最中の息子、イエスに会いに来た際、卵の入った籠を彼の足元に置いていきました。その籠の中には卵が入っていましたが、次第に卵がイエスの血で赤くなったそうです。
この話から、イエスの純粋な血で赤く染められた卵は犠牲の一つのシンボルになったそうです。
卵を赤く染めるために、昔は玉ねぎの皮や他の野菜の葉っぱが使われたそうですが、現在はより染めやすい着色剤が一般的に用いられるそうです。
また、赤以外にも伝統的なモチーフを用いて卵を装飾することもあり、地域によって柄が異なるそうです。特に有名なのがブコヴィナ地方のもので、複雑で細かな装飾が施された卵はまるで芸術作品のようです😳
※ブコヴィナ地方のイースターエッグの写真
また、イースターエッグを食べる際に、
「キリストが復活した」(ルーマニア語で「Cristos a înviat」
「確かに、彼は復活した」(ルーマニア語で「Adevarat a înviat」)
という言葉を言ってから卵を割る風習があるそうです。
(6)イースター料理その1
イースターの際にルーマニアの人々が食べる料理として「パスカ」というものがあります。
※パスカの写真
これは、ルーマニア発祥の伝統的なイースターブレッドで、甘いチーズケーキのようなものだそうです。主にリコッタチーズや牛のチーズ、レーズンを用いて作られるものが一般的です。
このパスカは喜びを表すものとして、イースター以外にクリスマスや結婚式の際にも食べられるものだそうです。
(7)イースター料理その2
※ドロブの写真
イースターの際にパスカと並んでルーマニアの人々が食べるのが、「ドロブ」という料理です。これはミートローフのような料理で、真ん中にゆで卵を入れるのが特徴的です。また、イエス・キリストは自分自身を犠牲にしたとして「神の子羊」と考えられていることから正教では羊肉が象徴となっていることから、ラム肉を用いるというのも特徴的です。
いかがでしたか?日本とは異なるルーマニアでのイースターの過ごし方がわかっていただけたと思います。
春にルーマニアを訪れた際には是非ともルーマニアのイースターを体感してみてください🐰
次回もお楽しみに🇷🇴🎶
こんにちは!(Buna ziua!)
今日はルーマニアの中でもあまり知られていない、トランシルヴァニア地方の中心部にある都市、クルージュ・ナポカについて取り上げたいと思います!なぜかというと、この都市は「学生の街」として知られていて、ルーマニア最大の学生人口を誇る活気あふれる街だからです!
では、さっそく見ていきましょう👀
(1)クルージュ=ナポカはどんな都市?
※クルージュ=ナポカの街並みの写真
クルージュ・ナポカはトランシルヴァニア台地の北西部を流れるソメシュル川にまたがる地域にある都市で、人口は32万人と比較的大都市であると言えます。もともと、13世紀にサクソン人がトランシルヴァニアに建設した7つの要砦都市として発展しました。この都市はハンガリー系の住民が2~3割を占めると言われており、レストランやお店からはハンガリー語も聞こえてくるそうです🗣️
(2)聖ミカエル教会
※聖ミカエル教会の写真
この教会はゴッシク様式の建物で、クルージュ=ナポカのシンボル的な教会となっています。塔の高さは先端の十字架まで含めると80mもあり、トランシルヴァニアで最も高い建物とされています
(3)セントラルパーク
※セントラルパークの写真
この公園は市民の憩いの場となっている公園で、中心街から少し西にそれたソメシュル川沿いにあります。180年以上の歴史があり、クルージュ・ナポカの有名な建築家であったLajos Pákeiによって設計されました。現在ではこの公園で多くのイベントが開催されたり、冬は園内の湖が凍ってアイススケートリンクに変身したりと、市民にとっては欠かせない場所となっています。
上記で紹介した以外にも、トゥルダ岩塩坑と呼ばれる岩塩の採掘場を見学することができたり、おしゃれなレストランやカフェ、古着屋さんもあったりと観光もショッピングも楽しむことのできる魅力あふれる都市となっています☺️
次回もお楽しみに🇷🇴🎶
こんにちは!(Buna ziua!)
ルーマニアの人々が旅行をする際、季節によって異なる目的地を選ぶのでしょうか?
<一年を通じての傾向>
季節に関わらず、ルーマニアの人々にとって人気のある国はイタリア🇮🇹であり、また人気のある都市は、驚くべきことに、イタリアの都市ではなくロンドン🇬🇧だそうです。
<春の傾向>
春の旅行先として人気のある国のランキングは以下の通りです。
1位 イタリア🇮🇹
2位 スペイン🇪🇸
3位 イギリス🇬🇧
4位 フランス🇫🇷
5位 ドイツ🇩🇪
また、都市における人気ランキングは以下の通りです。
1位 ロンドン🇬🇧
2位 ミラノ🇮🇹
3位 パリ🇫🇷
4位 ローマ🇮🇹
5位 ブリュッセル🇧🇪
ルーマニアの人々にとって、春は長期の旅行を予約する傾向にあり、15%の人が4~6日、8%の人が7~10日の旅行を計画するそうです。
<夏の傾向>
夏の旅行先として人気のある国のランキングは以下の通りで、4位と5位が入れ替わっただけです。
1位 イタリア🇮🇹
2位 スペイン🇪🇸
3位 イギリス🇬🇧
4位 ドイツ🇩🇪
5位 フランス🇫🇷
また、都市における人気ランキングは以下の通りで、同じく4位と5位が入れ替わっただけです。
1位 ロンドン🇬🇧
2位 ミラノ🇮🇹
3位 パリ🇫🇷
4位 ブリュッセル🇧🇪
5位 ローマ🇮🇹
ルーマニアでは、夏が最も多くの人が旅行をする季節である。冬と比較して、フライトはおよそ30%も増加するそうです。
また、春と同じく長期の旅行が多く、11%の人が7~10日の旅行を計画するそうです。
<秋の傾向>
秋の旅行先として人気のある国のランキングは以下の通りで、気温が春と似ていることからランキングは春と同様です。
1位 イタリア🇮🇹
2位 スペイン🇪🇸
3位 イギリス🇬🇧
4位 フランス🇫🇷
5位 ドイツ🇩🇪
また、都市における人気ランキングは以下の通りで、こちらも春と同様です。
1位 ロンドン🇬🇧
2位 ミラノ🇮🇹
3位 パリ🇫🇷
4位 ローマ🇮🇹
5位 ブリュッセル🇧🇪
<冬の傾向>
冬の旅行先として人気のある国のランキングは以下の通りです。
1位 イタリア🇮🇹
2位 イギリス🇬🇧
3位 スペイン🇪🇸
4位 ドイツ🇩🇪
5位 フランス🇫🇷
また、都市における人気ランキングは以下の通りです。
1位 ロンドン🇬🇧
2位 ミラノ🇮🇹
3位 ブリュッセル🇧🇪
4位 ローマ🇮🇹
5位 パリ🇫🇷
クリスマーケットが有名であることから、冬だけウィーンが人気都市ランキングTOP10に入るそうです。
いかがでしたか?国としてはイタリアが一番人気であるものの都市としてはイギリスのロンドンが一番有名であるということが意外でした😳
次回もお楽しみに🇷🇴🎶
こんにちは!(Buna ziua!)
突然ですが、昨日、1月24日はルーマニアでは祝日であるということをご存知ですか?
なぜかというと「ルーマニア公国統一の日」だからです!
今日はこのことについて、ルーマニアの歴史とともにご紹介したいと思います。
そもそも、1859年1月24日にルーマニア公国が統一されたのですが、統一に至った経緯をまとめてみると以下の通りです。
14世紀ごろ ワラキア公国とモルダヴィア公国が存在
→ワラキア公国はルーマニア南部、中世ではハンガリーの支配を受けていたものの、1330年に自立
→モルダヴィア公国はルーマニアとモルドバの国境にあり、1359年に成立
1395年 ドナウ川を超えて北上してきたオスマン帝国のバヤジット1世によってワラキアが征服される
→その後1420年にモルダヴィアも征服される
19世紀 ロシアの南下政策により、ワラキア、モルダヴィアはロシアの保護国となる
1856年 クリミア戦争の講和条約であるパリ条約によりロシア軍は撤退したものの、ワラキアとモルダビアの独立は認められなかった
1859年 先祖や話す言語が共通であったことからワラキアとモルダヴィアは統一を果たし、ルーマニア公国が成立
いかがでしたか?バルカン半島はすごく複雑な歴史を歩んできたということがよくわかると思います。今回の投稿を通して、ルーマニアの成り立ちが少しわかっていただけたのではないでしょうか?
次回もお楽しみに🇷🇴🎶
こんにちは!
今日は世界遺産にも登録されている、トランシルヴァニア地方の要塞協会群についてご紹介したいと思います。
そもそも、トランシルヴァニア地方というのはルーマニア中部のカルパチア山脈に囲まれたところに位置しており、ドイツやハンガリー系の入植者たちが拓いた村が点在しています。14世紀から17世紀にオスマン帝国が勢力を拡大すると、その脅威に対抗するために要塞の機能を備えた教会を中心に集落を作るようになりました。最盛期の1600年ごろには600の要塞教会が作られたのですが、現在残っているのはおよそ半分ほど。そして、中でも保存状態の良い7カ所が現在世界遺産に登録されています。
その7カ所とは以下の通りです。
・ビエルンタン要塞教会
→大きなシャンデリアとタペストリーが特徴
・プレジュメル要塞教会
→高さ12mの城壁があるのが特徴、「死のオルガン」と呼ばれる武器がある
・ヴィスクリ要塞教会
→教会内にロマネスク様式のアーチや聖壇、彫刻などの美術作品が残っている
・カルニク要塞教会
→19世紀に新ゴシック様式に再建築された
・サスキズ要塞教会
→高さ7~9mの石造りの城壁に囲まれていて、天守閣がついているのが特徴
・ダルジュ要塞教会
→ロマネスク様式とゴシック様式が組み合わさっているのが特徴
・ヴァレア・ヴィイロル要塞教会
→教会内には16世紀当時の家具や礼拝道具が残されている
いかがでしたか?教会によってそれぞれ異なる特徴を兼ね備えていることがわかりますよね!ぜひ7カ所すべて訪れて見比べてみてほしいです👀
次回もお楽しみに🇷🇴🎶
こんにちは!(Buna ziua!)
ルーマニアの有名人として誰が思い浮かぶでしょうか?おそらく真っ先に思い浮かぶのは、チャウシェスクでしょう。実はチャウシェスク以外にも有名人が多く、しかも様々な分野において輩出しているのです。今日はそんなルーマニアの有名人をご紹介したいと思います。
<学術>
・ノーベル賞(生理学・医学賞)=細胞生物学者ジョルジェ・パラーデ
・ノーベル賞(文学賞)=ユダヤ人作家エリー・ヴィーゼル
・政治=チャウシェスク(1918-89)
・文学(詩人)=ミハイ・エミネスク(1850-89)
・文学作家&宗教学者=ミルチャ・エリアーデ(1907-86)
→代表作:『永遠回帰の神話』『世界宗教史』
・科学=トラヤン・ヴヤ(1872-1950)
→アメリカのライト兄弟とほぼ同時期にフランスで飛行機の開発を進めた
<芸術>
・美術=画家ニコラエ・グレゴレスク(1838-1907)
→風景画・ルーマニア近代絵画の祖と言われている
・美術=彫刻コンスタンティン・ブルンクーシュ(1876-1957)
→代表作:『空間の鳥』『無限性』
・音楽(作曲家)=ジョルジェ・エネスク(1881-1955)
→代表作:『ルーマニア狂詩曲』『オイディプス』
→毎年9月に彼の名をとったエネスク国際音楽祭がブカレストで開かれている
・音楽(声楽家)=アンジェラ・ギョルギュー(1965-)
<スポーツ>
・体操選手=ナディア・コマネチ
→1976年のモントリオールオリンピックで3個の金メダルを獲得
・サッカー選手=ギョルゲ・ハジ
次回もお楽しみに🇷🇴🎶
こんにちは!(Buna ziua!)
「ルーマニア」と聞かれて真っ先に思い浮かぶのは「ドラキュラ」だ!という方は多いのではないでしょうか?(笑)そんなドラキュラは吸血鬼のイメージが強いと思うのですが、実は英雄であったということをご存知ですか?
今回はそんなドラキュラに関するゴシップを気軽に読んでいただけるよう箇条書きでお伝えしたいと思います🧛
・1897年、アイルランドの作家ブラム・ストーカー作の小説『吸血鬼ドラキュラ』が発売される
→ドラキュラ伯爵の故郷は、ルーマニアのトランシルヴァニア地方の一角に聳える古城という設定
→物語は、主人公のジョナサン・ハーカーがロンドンからルーマニアの(実在の)町、ビストリツァに到着し、ドラキュラ伯爵に会いに行くところから始まる
→ただし、物語の作者は一度もルーマニアを訪れたことがない
→ドラキュラの故郷は東ヨーロッパの辺境の地、封建的な中世の香がする場所としてトランシルヴァニアが選ばれた
・ルーマニアにはドラキュラ城という名のホテルがある
・ドラキュラのモデルは15世紀のワラキア公となったヴラド3世、別名串刺し公。
→トルコ兵を見せしめのために串刺しの刑にしたことからそのようなあだ名がついた
→残虐な王として怒られた一方、オスマントルコと勇敢に戦った英雄としての一面もある(1462年にメフメト2世をワラキアから退去させた)
・ドラキュラの居城のモデル=ブラン城
→オスマン兵などの敵を監視し、ブラショフに入るのを食い止めるために1377年に築かれた
→ルーマニア一番の観光地として多くの人が訪れる人気スポット
いかがでしたか?ドラキュラに関するゴシップが本当かどうかを確かめるために是非ともルーマニアを訪れてみてください👀❗️
次回もお楽しみに🇷🇴🎶
こんにちは!(Buna ziua!)
この投稿の一番初めの記事で、ルーマニアの公用語はルーマニア語で、イタリア語などと同じラテン系であり、ロマンス諸語の一種だというお話をしました。
では、ルーマニア語は一体どのような言語なのか、基本的な表現を例に挙げながら見ていきましょう!
<ルーマニア語の基本情報>
・ロマンス諸語
→東欧においては、ほとんどの国がスラブ語系の言語を話しており、ルーマニアのみがロマンス諸語に属する言語を話している。
・ルーマニア国内ではおよそ90%の人がルーマニア語を母語としており、およそ7%の人が隣国ハンガリーの言語、ハンガリー語を公用語としている。
<ルーマニア語のアルファベット>
・ルーマニア語のアルファベットは31ある。
・diacritics(ダイアクリティカルマーク)と呼ばれる、発音区別符号のついた特殊なアルファベットが5つある。→ă、ș、ț、â、 îの5つ
→英語のアルファベット26文字+特殊なアルファベット5文字=31文字がルーマニア語において用いられている。
<ルーマニア語の基本表現>
おはよう=Bună dimineaţa. (ブナ・ディミネアーツァ)
こんにちは=Bună ziua. (ブナ・ズィア)
こんばんは=Bună seara. (ブナ・セアラ)
ありがとう=Mulţumesc. (ムルツメスク)
さようなら=La revedere. (ラレベデレ)
はい=Da (ダ)
いいえ=Nu (ヌー)
私の名前は〜です=Numele meu este~ (マ・ヌメスク~)
上記の基本表現を見てみると、3番目の「こんばんは」がイタリア語の”Buona sera” (ボナセーラ)とそっくりな一方で、6番目の「はい」がロシア語の”Да”(ダー)とスペルは違えど発音は一緒だったりしておもろしいと感じました!
いかがでしたか?普段ルーマニア語を見聞きする機会はあまりないと思うので、ぜひこの投稿をきっかけに興味を持ってもらえたら嬉しいです!
次回もお楽しみに🇷🇴🎶
こんにちは!(Buna ziua!)
明日は12月1日ですね。私たち日本人にとっては普通の平日ですが、ルーマニアの人々にとって12月1日というのは特別な日です、なぜなら12月1日というのはルーマニアの統一記念日だからです!第一次世界大戦後の1918年に統一し、以来100年以上経ちましたが、ルーマニアの人々にとっては重要な日として国中がお祝いムードに包まれます。
今回はこのルーマニアの統一関して、知っておきたいことを3つご紹介したいと思います。
(1)調印された場所
1918年にルーマニア王国とトランシルヴァニア、ベッサラビア、ブコヴィナの3地域が統一して現在のルーマニアとなったのですが、統一を批准した協定は「アルバ・ユリア市」というトランシルヴァニア地方の都市で調印されました。
(2)ルーマニアの国旗
ルーマニアの国旗は青・黄・赤のトリコロールとなっていますが、それは現在のルーマニアを形成するために合併された3つの地域を表しているそうです。
(3)軍事パレード
12月1日はブカレストの凱旋門下で大規模な軍事パレードが行われ、多くの国民が集まるそうです。ぜひ一度は見てみたいものです。
次回もお楽しみに🇷🇴🎶
こんにちは!(Buna ziua!)
今回は、不思議な光景を見ることのできるルーマニアのスポットについてご紹介したいと思います。
それは、ブザウという街にある泥火山です🌋
この泥火山はブカレストからおよそ145km離れた場所にあり、地殻に近い堆積岩の層から出るメタンガスとともに地下水や粘土が地表に噴出して形成されます。このような噴火は、空気と接触する泥が硬化することによって表面が円錐のような形になるため、まるで月面にいるような光景が広がっています。
この地層は何千年も前から存在していましたが、この地はかつて石油が豊富だったことから1867年に石油を探索していたフランス人によって発見され、その後1924年に天然記念物に指定されたそうです。
世界にはおよそ1,100の泥火山が存在するそうですが、ヨーロッパではほとんど見ることができず、ルーマニア以外ではカスピ海のアゼルバイジャンに存在します。
ルーマニアから日帰りで行くことができるので是非ともこの不思議な光景を見に行ってみてはいかがでしょうか?ただし、地面が乾いている時しか立ち入ることができないそうなので行く際には事前チェックをお忘れなく!
次回もお楽しみに🇷🇴🎶